過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
1- 20
945:tell you that I love ...(8-7) ◆oeEeLVGR7U[saga]
2013/01/25(金) 22:49:27.90 ID:y6WeG5Yq0
-side 恭子-

絹ちゃんを見舞いに行く途中で、2年10組の面子と遭遇してしまった

この中で、絹ちゃんが仮病だと知っているのは私だけやし、上手いことフォローしたらなかんな
船久保だけやったら本当のこと話して今後のことについて話でもしようと思っとたけど、まあ明日にするしかないな

どうせ代行はどこかに行ってしまったしな
対立しているはずの三尋木先生と一緒に行動しとったのは気になるけれど、それも含めて今日は動きようがない

「あの、ご迷惑でしたか?」

声をかけてきたのは、神代だった

「ん、なんで私が迷惑なん?」
「いえ、明日にって言っていたようなので」

思わずつぶやいていた言葉が聞こえてしまったようだった
ぽやぽやしているようで、意外と鋭いのかもしれんな・・・

「気にせんでええよ。部活の話とかあったんやけど、別に今日でなくてもええことやしな」

遠からず近からずの回答をしておく
下手にごまかしても勘付かれそうやしな

「そうですか。それならいいんですが・・・」

浮かない顔の神代

「ん、まだ何かあるんか?」
「いえ、絹恵ちゃんが体調不良なのも心配なんですが、園城寺さんが倒れてしまったのも、大丈夫なのかと思って・・・」
「表彰式に出とったやろ、心配せんでもええよ」

怜のことか・・・
神代や洋榎、それに原村といった実力者相手に、怜は無理をしすぎた。結果、由子が出場することになった
まあ、誰を責めるなんて話やないけれど

「でも、私のせいで倒れてしまったので。ちゃんと謝りたくて」
「単に怜が無茶しただけや。それは自己責任ちゅうもんやで」
「その・・・・。いえ、すいません・・・」

言いよどむ神代
神代には何か見えて、それで責任を感じているのかもしれんけど・・・
見えた何かを言ってくれへんと、凡人の私には解決しようがないで

「謝りたいのなら、謝りたいって気持ちがあるうちに謝った方がええで。時間が経てば経つほど、気持ちに重りがのしかかって動かれへんくなる」

メゲるときだってあるし、辛くて逃げたくなる時だってあるけれど・・・
それでも前を向かなければ、前には進めない
足が震えて、目をそらしたくなっても、それでも・・・

「・・・そうですね」
「なんなら怜と連絡とってもええで」
「園城寺さんも、寮生ですよね?」
「ああ、そうやで」
「なら、絹恵さんのお見舞いが終わってからでも、お会いできますよね?」
「まあ、メールはしとく。もしかしたら打ち上げで帰りが遅いかもしれんからな」

優勝したクラスやから、そのままの流れでどこか遊びに行くということは考えられた
ただまあ、私がクラスにおったら明日にしろと言うけれど

怜からのメールが帰ってきた
由子に怒られたからまっすぐ帰る、か・・・・

「ありがとうございます、末原さん」
「ただのおせっかいや、礼なんていらへんよ」

そうこうしているうちに、絹ちゃんの部屋までついた
率先して、荒川が扉をノックする

「絹ちゃーん、起きとるー?」
「・・・・今開ける」

辛そうな声が返ってきて、ロックが外れる音がする


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1003.94 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice