過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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971:tell you that I love ...(9) ◆oeEeLVGR7U[saga]
2013/02/20(水) 07:25:46.31 ID:56nf4pTu0
「じゃあ行くで!」

気合の叫声を上げ、赤阪先生はプールに向かって走り出した

「すいませんでしたーーーーー!!」

大声を上げながら、先生は体をプールに向かって投げ出した

弧の頂点に達したところで体を大きく曲げて頭を下げる
膝も曲げて、土下座のような体勢になったのは一瞬だった

ザパーーン!

水しぶきが四方八方に飛び散る

とりあえずすぐ離れたから濡れなくて済んだけど
まだ4月なのにプールの水なんて私じゃなくてもとても冷たいはずなのに・・・

「マジか、まだ4月やぞ!」
「え、本当に飛び込んだ・・・」

愛宕さんたちもあっけにとられていた

「あわわ、先生大丈夫ですか!!」
「っていうか無茶しすぎやないですか」
「久々にすごいエクストリーム土下座を見たのよー」

玄ちゃんは慌てふためいて、上重さんも由子ちゃんも驚きを隠せないでいた

「ぷはっ・・。寒い!!」

水面から顔を出した先生がプールサイドに戻ってくる

「・・・・それでストーブか」
「そういうことみたいだね」

末原さんだけは呆れ顔で事態を見守っていた

そう、玄ちゃんが用意していほしいと言われたものは私が部室で使っているストーブだった
きっと飛び込んだあとに暖をとりたかったのだろう

末原さんが足元に置かれたカバンの中から大きなタオルを取り出した

「しかもタオルに着替えまで用意してあるとか、始っから飛び込む気満々やないか・・・」
「タオルちょうだい、ストーブストーブ!!」

赤阪先生がようやくプールから外に出ると、ガタガタ震えながらタオルを羽織ってカバンを受け取り、ストーブを効かせた更衣室へ走っていった

「まったく、アホやろ・・・」

そう呟く末原さんの表情は、なぜか少しだけ嬉しそうに見えた

「代行がこんなに吹っ切れてるんやったら、こっちも吹っ切れなしゃーないな」

そして今度は意地の悪い表情を浮かべた
まるで、子供が面白いイタズラでも思いついたかのようだった


tell you that I love ... (Epilogue)へ続く



投下途中で回線が不調になって途切れてしまいました
あとはエピを書いて、できればまとめて最後まで投下したいです
なんとかこのスレで収まりそうですね・・・

次は何書こうかなぁとかもボチボチ考えてます
結局途中までで投げてしまった劍谷編を復活させるか、あるいはまたなぜか浮かんでしまったマホ×洋榎ネタとか

では、もう少しだけお付き合いください


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