過去ログ - 春香「リボンを結んで」〜オーソドックスガールズストーリー〜
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142:1 ◆6VUvxtY276[saga]
2012/08/02(木) 20:25:25.29 ID:5P+gS2El0


「四条君の目的が何だったのかは分からないが、しかし現在のアイドルの頂点に立つフェアリーズを
 このままアメリカに行かせてしまうと、この業界はますます衰退する。彼女達を打ち負かさない限り私達に
 未来は無いのだ。だからこの勝負、絶対負けるわけにはいかない」

 高木社長が力強く宣言する。相手は百戦錬磨の天才ユニットと、彼女達を育て上げたプロデューサー。千早と
真はあと一歩のところまで追いつめたが、それでも彼女達に勝つことは出来なかった。もはや俺達は春香に託す
しかないのだ。

「うぇ……ぐす……ひっく……」

「春香?」

 ふと気が付くと、俺の横で春香が泣いていた。どうした、あまりの重圧に怖くなったか?

「違うんです……、私なんとなくですけど、貴音さんが何をしたかったのか分かるんです……そんな嫌われ者に
 なってまでどうしてずっと頑張ってたのか……」

 ぐすぐす泣いていた春香だったが、やがて涙を拭うとはっきりと宣言した。

「でも私は負けるつもりはありません。どれだけ貴音さんが強くても、絶対にこの勝負勝ってみせます!!」

 トレードマークのリボンが揺れる。その姿はTOP×TOPの千早達にも負けないくらいの風格があった。




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