過去ログ - 春香「リボンを結んで」〜オーソドックスガールズストーリー〜
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56:1 ◆6VUvxtY276[saga]
2012/08/01(水) 22:10:35.44 ID:WI1DiE0Q0


「……それって談合じゃないの?道理でスムーズに5連勝したと思ったわ」

「まあそう言うな。それでも全勝するのは簡単じゃないんだぞ。無名アイドルでも一点特化型はその強みを
 活かせばプロ顔負けの実力を発揮するんだ。予定通り全勝したのはウチと961と876だけだしな」

 しかしジュピターは全勝すると思っていたが、まさか876プロまでTOP×TOPの挑戦権を獲得するとは
思わなかった。876プロは律子のいとこの秋月涼がボーカリストとして有名なだけで、後のふたりはそこまで
知られているわけではない。なのでシードがもらえず、彼女(彼)達は10連勝しなければならなかった。
しかしウチと961プロより先に、876プロはそれを達成したのだ。

「今年も竜宮小町とジュピターの一騎打ちになると思ったけど、思わぬダークホースが登場したわね。それに
 春香達も油断出来ないし、予想以上に苦戦しそうだわ……」

 ぶつぶつと考え込む伊織。流石竜宮小町のリーダーだな。慢心する事無く冷静に分析している。俺はお前の
そういう所が怖いよ。おまけに明日から律子とプロデュースが交代するし、竜宮小町がIAに向けてどういう
特訓をするのかとても気になるぜ。

「お、いよいよ決勝戦か。相手はこだまプロの『新幹少女』か。ピッチの速いダンスと早口ボーカルが武器だが
 言ってしまえばそれだけのグループだ。chmの敵ではないな」

 ステージ上ではchmと新幹少女の決勝戦が始まった。俺達はchmのステージへ向かう。観客の前に登場した
春香は金のチェーン付きの派手なリボンを付けて笑顔で手を振っている。思えばこの5ヶ月竜宮小町の面倒を
見つつ、空いた時間を見つけては春香の様子も見ていたが、オーディションでの春香を見るのは初めてだ。

「お疲れ様ですプロデューサー。あら、伊織も来てたの?」

「水瀬君は研究熱心だねえ。竜宮小町も安泰だよ。はっはっはっ」

 俺達の後ろから律子と社長がやって来た。お疲れ様です社長。律子もご苦労だったな。




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