過去ログ - 春香「リボンを結んで」〜オーソドックスガールズストーリー〜
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57:1 ◆6VUvxtY276[saga]
2012/08/01(水) 22:11:30.39 ID:WI1DiE0Q0


「ふんっ、みんなchmばっかり贔屓するから私が竜宮小町のために頑張るしかないじゃない。でも律子、アンタ
 はまた明日から私達のプロデューサーなんだからね!コキ使ってやるから覚悟しなさい!」

「はいはいわかってるわよ。それよりあんた春香達の偵察に来たんでしょ?ちゃんと見ときなさいよ」

 律子に言われて俺達はchmのパフォーマンスを見る。社長も楽しそうに眺めていた。

「おおっ、千早と春香がマコトステップをやってるだと!?しかもだいぶ様になってるじゃないか」

 ステージ上では新幹少女の高速ダンスに対抗して、chmメンバーも全員でマコトステップを踏んでいた。
前にやらせた時は春香は全然できなかったのに、よくあそこまで教え込みましたね。

「天海君の育成は、全体のバランスを見ながら行わなければならないのだよ。ダンスを教えたから素直にダンス
 だけが伸びるとは限らない。ビジュアルもボーカルも並行しながら、手間をかけてじっくり伸ばしてやるのが
 オーソドックスタイプのポイントだな」

「確かに時間はかかりますけど、全体のバランスを調整してレベルアップのタイミングさえ見逃さなければ
 マコトステップみたいな基本以外のクセのあるステップも出来るんですよ。あそこまでにするのは苦労
 しましたけどね……」

 社長と律子が説明してくれた。レッスンでもなかなか伸び悩んでいて、春香も落ち込んでいたっけ。その度に
千早と真が春香のフォローをしていたな。竜宮小町のメンバーも敵ながら応援していた。

「かつて日高君に関わった人間は全員飛躍的に能力が上がった。彼女のプロデューサーだった私はこうして
 事務所の社長に就任し、彼女を徹底的に分析した律子君は敏腕プロデューサーとして大活躍している。日高君
 は能力が高すぎて、当時誰も彼女とユニットを組むことが出来なかった。しかし今は如月君や菊地君のように、
 部分的にならオーソドックスのアイドルと組める子がいる。そして組ませてみれば必ず彼女達は良い影響を
 受けると確信していた。そしてその予想は当たったようだ」

 オーソドックスのアイドルを入れたユニットを作ることは社長の長年の夢だったらしい。日高舞はデビュー
した時から既にアイドルとして完成されていたので誰も彼女についていけなかったが、春香はまだ才能が開花
する前のオーソドックスの卵だったので、こちらでコントロールすることも出来た。そして春香の成長に
合わせて、千早と真も更にアイドルとして成長した。




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