過去ログ - さやか「這いよる!?ほむほむ共」「(」・ω・)」ホー!(/・ω・)/ヒャー!」カサカサカサカサ
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[sage saga]
2012/08/23(木) 00:58:09.43 ID:WRxzLGvt0
仔ほむは震えながら話す…そして…俺が質問しようとしていたことを自分から率先して話し出した…。
もう暗くなってきた公園で…ご主人様は家の中から家族を一匹ずつ掴むと…地面に投げつけるように捨てたの…。
投げられながら私は…『何故!?どうして!?』という言葉が頭の中を駆け巡った…。
「…待ってご主人様!!置いていかないで…なぜ?…どうして…こんなことに…」
地面に落ちた痛みも忘れて叫びながら…去っていくご主人様の後ろ姿を見る…でも…ご主人様は振り返ってくれなかった…。
私が呆然としていると、継母が妹達を助けながら近づいてきた…そしてこう言ったの。
「ほらアンタ!なにボーっとしてんの!?さっさと家になりそうなものを探しに行くよ!」
…って。
…私は意味が分からず…継母の顔をじっと見る事しか出来なかった…。
「…まったく…使えない子だね…みんな!行くよ!」
そう言って継母は私に背を向けて…おろおろとしているお母さんや妹達に声をかけて歩き出した…。
私もハッとして…ヨロヨロと立ち上がった……置いていかれたら死んじゃうって…思ったから。
それからしばらくして…お家になりそうな箱を継母が見つけて…私達は中に入っていった…でも…そこにももう、私の場所は無くなってしまっていた…。
野良の経験があるのは継母だけだったから…お母さんは継母に頼りきりになって…私には見向きもしなくなった…。
妹達も同じ…自分達の役に立たない姉は視界に入っていないみたいな態度だった…。
それで…私はまた、お家の隅っこで眠るようになった…お腹が減ったらお家から出て…自分で取った虫さんや草を食べたの。
妹達はお母さんと継母が取ってきた食べ物を食べてた…この間は大きな虫さんを持って帰って食べてたの…もちろん私は食べさせてもらってない。
そして…昨日の夜…。
「今は暖かいから、まだ虫や草があるけど…ずっとあるわけじゃないよ!…食べ物を集めないとね!」
急に継母が言い出したの。
「ホムホム!?!?」ソウナノ!?
お母さんは動揺してた…ずっとご主人様に飼われて生きてきたから…そんなこと知ってるわけない…私も心の中で驚きながら聞き耳を立ててた…。
「今までみたいに虫や木の実も集めるけど…人間から貰う方が早いのよ!それは分かるわよね?」
家族みんなが頷く…私も頷きかけてしまったけど…。継母の事は大嫌いだけど…言ってることは合ってると思った。
『…ご主人様がくれた食べ物が懐かしい…』そう思ったわ…。
「だから…明日になったら人間に近づいて食べ物を貰いに行くよ!大丈夫///人間なんてちょっと脅かしたらすぐ食べ物を出すんだから///」
『…ホントかな?…そんなにうまくいくのかな?』って思ったけど…私は何も言える立場じゃなかったし…お母さん達は継母に頼りきりだったし…。
…そうして…今日になったの…。継母はまだ眠いって愚図る妹達を珍しくたたき起こして、お母さんも連れて一緒に食べ物を探しに行こうとしてた。
私は隅っこで寝てるフリをしてたけど…継母が出かける直前に…。
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