過去ログ - さやか「這いよる!?ほむほむ共」「(」・ω・)」ホー!(/・ω・)/ヒャー!」カサカサカサカサ
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888:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/08/23(木) 00:59:10.39 ID:WRxzLGvt0

…まさか…この仔ほむにそんな出来事があったなんて…いやいや…参った…。

俺は大きくため息を吐き出して…また仔ほむを見た…。仔ほむはまっすぐに俺を見返す…。

…ん?…もう一つ…疑問があるぞ…。


「…なぁ…俺はお前の家族を殺した人間だぞ…どうして逃げないで俺の前に出てきたんだ?」

「…ホミュミュー…」…ソレハ…

「…それは?」


…まさか…飼ってくれとか言い出さないだろうな…?

んー…でも…こいつなら…飼ってやってもいいかもな…ほむほむの命なんざ知れてるが…こいつ…ちょっと可哀想だしなぁ…。

返事を待つ間に俺は考える…こいつが答えるより先に飼いほむにならないかと言ってみるか…と思った時に……仔ほむが口を開いた…。

…それは…俺の予想を大きく超える返答だった…。

…ホミュ…
……
…………
………………
 「…私を…殺して貰うため…人間に……家族を殺した…あなたに…」


「…なんだ…と!?」


俺はあっけに取られた…こいつらは…毎日必死に生きるために…生きてるんじゃないのか!?…それが…殺せ…だと!?

…いや…死ぬか生きるかの怪我をしたほむほむなら…殺せと言うのは分かる…しかし…こいつは…怪我なんかしていないぞ…。


「…なぜだ!?どうしてお前は…死にたいんだ?…どうして…俺なんだ!?」


…仔ほむは少し考えるような仕草を見せ…こう答える…。


  「…もう私…疲れちゃった……私の心の中には…なんにもない…お母さん達も…妹も…ご主人様も…」

  「…今…私の目の前には…大好きだったお母さんと…私達をこんな目にあわせる原因になった継母を…殺した人間が居る…だから…」

  「…だから…自分の最後は自分で決めたい……できれば…最後に昔に戻ってくれた…お母さんのそばで…お母さんと同じように……死にたい…」

  「…さぁ…殺して…お母さんのそばで……」


…俺は…仔ほむを見ているが…その姿が……霞んできた……あれ!?…おかしいな…なんで…だ…。


「…俺がお前を飼ってやる!!…な!?な!?そうしろ!!絶対にそうしろよっ!!」


…さっき思った言葉を仔ほむに投げかける…しかし…仔ほむは寂しそうに微笑んで…首を振った…。


  「…ありがとう…でも…その気持ちだけで…いい///」ニコッ

「…どうしても…ダメなのか?」

  「…うん…これが私の…意地だから…いろんな事に振り回された…私の…意地…」

「…俺は…お前の意思なんか関係なく…連れて行くことも出来るんだぞ!!」


…仔ほむはまた…寂しげに微笑んでいる…。


  「…そんな事は…やらないと思う……なんとなくだけど…そう思うの…」フフッ…



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