265:1[saga]
2012/09/01(土) 00:54:56.81 ID:xIDyV40h0
?「そう長いものではないさ。あの未熟者とーーー彼女へのな」
赤い誰かはそう言うと簡潔に伝言を残した。
四月一日「わかりました。必ず伝えます」
?「すまない。・・・時間のようだ」
一気に誰かの体が薄くなる。透けて向こう側が見えた。
四月一日「・・・・・・」
そうして誰かは消えていった。
誰かとは私的な会話は一切なく、事務的なやり取りしかしなかった。
しかし、誰かはーーーいや、彼はーーー・・・
ぱちり、と目を開けた。目に入ったのは洋風の天井。
凛の所持している一室だった。
時計を確認すれば、針はちょうど正午を刺していた。
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