33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:09:57.03 ID:eTDjWCeIO
「ほら。貴方、泣いているもの」
四月一日(ちがう。言峰さんは泣いてない。彼は、彼は悔やんでいる!)
この世から消えていく彼女の言葉を心の中で即座に否定する。
言峰(ーーーどうせ死ぬのなら、私の手で殺したかった)
自身の妻が自害したその時、言峰綺礼は道徳観も教義も何もかもを忘れ、ただそう思ってしまっていた。
夢での出来事だったからか、その思いは四月一日にもしっかり伝わっていた。
四月一日(殺したかった? 「したかった」?」
百目鬼の言っていた「楽しいと思ってはいけないこと」という言葉が頭に浮かぶ。
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