400: ◆7usAPPBzDI[saga]
2012/09/16(日) 00:57:10.44 ID:kx1z5YUZ0
キャスター「今のうちに利用させてもらうわよ。雑多な魂を集めるよりも余程効率がいいわ」
四月一日「あ・・・」
逃げないと。逃げないといけない。
そばには誰もいない。俺一人の力で逃げ切らなければ。
四月一日「くそ!」
震える足を無理やり立たせた。
目の前にはキャスターという女性。倒れ伏す佐々木さん。
逃げなければ。逃げなければいけないと思うのに。
ーーー彼を見捨てて逃げることなんかできなかった。
俺はキャスターを睨み返した。
武器はない。勝機だって無い。それでも立ち向かわなければいけない。
他ならぬ佐々木さんがそうしたのだから。
キャスター「あら、逃げないのね坊や。私としては手間が省けていいのだけど」
なにか、なにかないか。
俺にできること。なんだっていい。いっそ俺はどうなってもいい。だから、せめて彼だけでも助けることはできないだろうか。
708Res/368.28 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。