475: ◆7usAPPBzDI[saga]
2012/09/17(月) 20:38:57.73 ID:i4WjvHEr0
藤ねえ「いつごろから料理してるの?」
四月一日「えっと・・・」
料理をし始めた時期は、ちょうど両親と死別したころだった。
確か・・・
四月一日「あれ、なんで、どうしてだ」
いつだったか、わからなかった。
目ではっきりと見えるような異常ではないけれど、言いようのない嫌悪感が肌を嬲る。
士郎「君尋?」
士郎が声をかけてくるが、返事をする余裕がない。
俺は、家事をする必要があった。
なぜ? それは一人暮らしだからだ。
親がいない理由は・・・わからない。
だれに料理を習ったのか・・・わからない。
しかし、ならばなぜ俺は料理ができるのか?
藤ねえ「君尋君どうしたの? 大丈夫?」
四月一日「!」
藤村さんの呼びかけに我に返った。
あわてて手を動かし始め、食事を再開する。そうだ、あの違和感は気のせいだったのだと意識の深層に閉じこめて・・・
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