583: ◆7usAPPBzDI[saga]
2012/09/23(日) 16:48:21.96 ID:wnPxS+ic0
だめだ、ここにいてはいけない。
頭の中で警鐘が鳴り響く。
とにかく、ここから離れなくては。
小次郎「四月一日!? どうした、しっかりーーー」
俺は、誰だ?
俺は四月一日君尋のはずだ。
アヤカシなんてファンタジーなものが見えて引き寄せてしまう体質だが、まぎれもない人間だ。
10年間も冬木に住んでいる記憶がある。
士郎と過ごした記憶はまぎれもなく本物だと確信できるし、聖杯戦争で何度も死にかけた経験も、見方を変えれば生きているあかしだ。
そうだ、おれは確かに生きている。
小次郎(四月一日は、そういえば泥をーーー)
目的地などないが、俺は走り続けた。
もう一度もう一人の俺と出会ってしまったが最後、何かが壊れてしまう気がした。
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