582: ◆7usAPPBzDI[saga]
2012/09/23(日) 16:47:41.37 ID:wnPxS+ic0
四月一日「あ・・・・」
意識が現実に戻ってきた。
佐々木さんは剣を構え警戒したままで、もう一人の俺と百目鬼がこちらをにらみつけている。
四月一日「あ、あああ、あ・・・」
わけが、わからない。
さっきの映像はなんだ?
おれは、小さいころから冬木に住んでいて、士郎と怪談なんてものもしたこともないし、百目鬼なんて知り合いもいないはずだ。
百目鬼が警戒してこちらを見てくる。
もう一人の俺がこちらを見てくる。
まるで偽物は俺のほうだといわんばかりにーーーー!
四月一日「う、あ、ああ、あ、あああああああああああ!!!」
?「おい、待て!」
百目鬼「・・・・・・」
二人の男に背を向けて俺は逃げ出した。
足がもつれてまともな走り方ではなかったが、火事場の馬鹿力とでもいうのだろうか、普段にまして速く走れていた。
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