585: ◆7usAPPBzDI[saga]
2012/09/23(日) 16:50:06.30 ID:wnPxS+ic0
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記憶が点滅する。
俺のすぐそばには無月がいて、少し離れた場所にいるセイバーを相手にしていた。
セイバー「そこを・・・通せ・・・」
セイバーはひどく焦燥していて、見ていて痛々しいほどだった。
「騎士王、あなたはそれでも願いを叶えるのか」
セイバーは湖の騎士を倒してきたばかりだった。
宝具ももはや一発撃てるかどうかも怪しい状況で、心的疲労も考えれば、その消耗は計り知れない。
セイバー「それでも私は聖杯を取る・・・! 邪魔をするなら・・・倒す・・・!」
「それは困る。彼は俺に対価を支払っている」
だがそれでも俺が相手にするには難しい相手だった。
ここは俺の陣地ではない。
いくら消耗しているとはいえ、相手は最優のサーヴァントなのだ。
セイバー「ならば力ずくでも通させてもらう・・・!」
セイバーが黄金の剣を構える。
俺にインビジブルエアは効果はないが、どうせ俺の身体能力では対抗できない。
「無月」
管狐「グルルルルルル・・・!!!」
しかし俺は対価に見合った働きをしなくてはいけない。
だから、俺は無謀にも白兵戦最強のサーヴァントに直接対決をしようとしていた。
◆
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