685: ◆7usAPPBzDI[saga]
2012/10/07(日) 20:09:18.12 ID:fqesAtx80
  
 空から手が伸ばされる。 
  
 四月一日「ここにいちゃいけないから」 
  
 士郎「だけど」 
  
 丘の頂上を見る。男の正体がもう少しでわかりそうな気がするのだ。 
  
 セイバー「ーーー起きてください、シロウ!」 
  
 新たな声が聞こえた。 
 その声は凛としていて、強い意志が感じられて、それでいて安心する声ーーーセイバーの声だ。 
  
 四月一日「戻らないと。みんな待ってます」 
  
 士郎「……ああ、そうだな」 
  
 俺は四月一日の手をつかんだ。 
  
 次の瞬間、俺は自宅の布団で目が覚めた。 
 セイバーは俺の手を握っていてくれていた。 
 四月一日は少し離れたところで、まだうとうとした様子だったが、安心したように笑っていた。 
  
 セイバー「起きたのですね、シロウ。よかった……!」 
  
 セイバーはそう言って安心していた。 
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