過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
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188: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/08/27(月) 23:59:18.60 ID:zrp60BvAO


一人は寂しかった。
独りは淋しかった。
もう帰って来ないのではないかと不安だった。
彼は自分を放って、危惧していた通り何処かに行ってしまったのではないかと怖かった。


わんわんと泣きながらそう訴えかけられ、フィアンマは目を伏せて謝罪を口にする。

フィアンマ「…すまなかった」

彼が謝っているのは、家を空けた事で寂しい思いをさせてしまった事だけではなく。
これから先、きっとまたそんな思いをさせる事に対しても。

フィアンマ「…許してくれ、」

インデックス「っ、ぐす、ミハイ、ル…?」

フィアンマ「…赦してくれ…」

『それでも俺様は、世界を救わなければならないんだ。
お前に別れを告げる日が、切り捨てる日が、来るんだ』

そんな言葉は呑み込んで。
珍しく湧き起こる激情のまま謝る男の声は、涙に濡れている。
抱きしめる腕の力が強いせいで、インデックスは顔を上げられない。
抱きしめ返す事で精一杯だ。

フィアンマ「俺様を、ゆるしてくれ…」

インデックス「>>190





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