過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
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27: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/08/09(木) 04:09:51.33 ID:bOgpmpVAO

自分から抱きつくのは良くても、自分が好意を持っている男性から抱きしめられると心臓の鼓動がヤバい。
一見我が儘だが、女の子とは得てしてそんなものだ。
インデックスもその例に漏れず、今現在、向かいに横たわるフィアンマに抱きしめられ、ドキドキとしていた。
別にフィアンマも好きで抱きしめているというより、スペース上の関係で、なのだが。
頭では事情を理解していても、実際に冷静に反応出来るかというと、人間はそんな冷徹な生き物ではない。
一向に眠れないインデックスは、フィアンマの顔を見上げていた。

インデックス(ロシアとイタリアのハーフ…なのかな。睫毛ぱっちりかも)

フィアンマはインデックスを女の子と認識していても何か感じる訳ではなく、静かに眠っている。飼い猫感覚なのかもしれない。
ちなみに現在インデックスが身にまとっているのは、フィアンマの私服であるワインレッドのワイシャツ一枚だ。

インデックス「…もっと、優しくしたいな」

柔らかな声音で呟き、インデックスは微笑む。
自分に優しくしてくれる彼に、もっと優しくしてあげたい。
インデックスという少女は、善意と厚意に満ち溢れた人間だ。
フィアンマが理想とし、諦め、周囲がそんな人間で満たされれば良いと願う、そんな、人間。
インデックスの笑顔や善意は、フィアンマの根本の部分に眠る悪意や罪悪感、怨念のような心の歪みを少しずつ削っていく。

インデックス「…おやすみなさい」

インデックスもまた、フィアンマの様子や優しさに安らぎを覚えるのだった。



翌日、インデックスは未だ眠るフィアンマの腕の中からするりと抜け、キッチンに立ち、張り切っていた。

インデックス(イギリスの誇る朝食、作ってみせるんだよ)

ふふん、となにやら決意して。

インデックス(ミハイルは少食だから、あんまり作っても…うーん…)






インデックスは何を作る?(料理名)>>+2


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