過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
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26: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/08/09(木) 03:56:52.96 ID:bOgpmpVAO

互いに聖職者、性的行為(インデックスが博識なのは魔術であるため、あまりはっきりとしたイメージは湧かないが)…淫行に及ぶという事は、無いだろうけれど。
狭いという事は、身を寄せ合うという事で、つまりはハグをされるだろう。多分。

フィアンマと出会い、一度後ろから抱きしめられた時のときめきがぶり返し、インデックスは頭からぷしゅう、と湯気を噴いた。
顔は真っ赤で。
実に乙女らしい反応をする自分を律するべく、インデックスは髪を洗う事に専念した。

やがてシャワールームから出、インデックスは部屋へと戻ってきた。
フィアンマの『やる事』とはどうやら部屋掃除だったらしい。
元々が割と綺麗だった部屋は完璧に綺麗になっており、ベッド周りからベッドそのもののベッドメイキングも、ホテルの部屋のようにぴっしりとしている。
インデックスが入浴している間にさっさと済ませたらしく、フィアンマはソファーに腰掛け、暇そうだった。
髪は乾いたらしく、タオルは見当たらない。
インデックスは自分の長い髪をタオルでぽんぽんと軽く叩いて拭きながらフィアンマに近寄る。


インデックス「タオル借りたんだよ。後、着替えも」

フィアンマ「身長が違うせいで長さは合っていないようだが、適当に調整しろ。明日はお前の服を買いに行く」

インデックス「? 私には『歩く教会』があるもん、充分なんだよ」

フィアンマ「お前はもう追われる身では無いんだ。好きに服を着、好きに生きて良い。何より、年頃の女が下着の換えもロクに無いというのはみっともないだろう」

インデックス「…、ミハイル…」

これまでの自分がどうだっかは知らない。
だけれど、確かに、お洒落に憧れた事は、ここ数ヶ月でもほんの少しあった。
でも、自分は『禁書目録』。
ただの少女として、可愛い服を纏う訳にはいかなかった。
それを叶えると、フィアンマは言うのだ。
言外に、『これからもお前を守ってやる』と告げてくれた。

インデックス「ありがとうっ!」

感動したインデックスに抱き付かれ、かといって何の反応も返さず。
ソファーに落ちたタオルを拾い、フィアンマはインデックスの髪を拭いた。
あまり慣れないながらも、丁寧な手つき。
インデックスは笑顔で享受するのみであった。




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