過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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215:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/10/19(金) 14:30:47.41 ID:uJWzfwxa0
うあー、やっちまったよー
この作品で言う水原家、ここでの事情聴取ってネタ元に照らしたら
炬燵じゃなくてダイニングテーブルでやってたんだなー。
やっちまったモンは仕方がない。

それでは今回の投下、入ります。

>>214

 ×     ×

どこか若さ、あるいは幼さを残した大人しい中年男。
取調室と言う空間が彼を小さく見せている事もあり、
マジックミラーの向こうに集結した特捜本部の面々の第一印象はそうだった。
だが、その経歴を見るなら決して侮る事の出来る相手ではない。
既に、話を聞きつけた一課出身の古株からも厳しい忠告が相次いでいる、
燈馬想はただ者ではない、と。

「あなたには警視庁、我々捜査一課も色々手助けしていただいた。
私自身亡き水原幸太郎警部と仕事をした事もある。この様な形でお会いするのは残念です」
「申し訳ありません」

相対して頭を下げた取調官に想も静かに頭を下げる。

「あなたには黙秘権があります。ここでの供述は法廷で不利に使われる事があります。
あなたには弁護士を呼ぶ権利があります」
「分かりました」

想が返答し、型どおりの人定質問にも淡々と応じる。
取調官の人選に当たっては、データマンとは別の方がいいと言う判断で草薙が外れ、
当初はインテリ相手と言う事でガツンといく事も検討されたが却下された。

把握されているだけでも燈馬想の人脈は尋常ではない。
東京地検刑事部の本部係からも自白の強要などのトラブルには特に注意が来ている。
加えて、海外で修羅場をくぐって来たと言う情報もあり、見た目よりも遥かにタフとも想定された。
結果、静かにむしろ紳士的に、しかし理詰めで事実に基づいて迫る。
このキングロードな取調官が採用された。


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