過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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226:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/10/25(木) 15:46:30.81 ID:/rFIaedz0
>>225
ぼちぼち終盤戦ですしこのまま突っ走ります。

それでは今回の投下、入ります。

>>224

 ×     ×

一日の取調を終えた燈馬想は、粛々と留置所に入り食事その他を済ませて就寝をする。
天井を眺めながら頭の中で計算に没頭する。
ここでも出来ない事は無いだろうが、紙と鉛筆を本格的に使うのは拘置所に移ってからになるだろう。
この場合、四色問題は悪くない。

 ×     ×

その日は、いつも通り図書館からの帰路についていた。
後の予定は、いつも通り計算に没頭し、目覚まし時計が鳴れば夕食。
特に若い頃は数式と食事を秤にかけて随分無茶をしたものだから。

さすがにトースターと電子ジャーこそ購入したものの、
食事は大概近場で購入して一手間で済むものが主になる。今日の買い置きはある。
浅からぬ思い出の川の近くになんとなく決めた住居、
先の事は先の事として淡々と過ぎる一日。
自宅アパートに到着した想は、玄関ドアの鍵穴に鍵を差し込もうとする。

「燈馬君」

近くでドアが開く音と共に聞こえた声。
横を向きながら、想の中ではありとあらゆる感情が只、高速で通り過ぎる。
気が付いた時には、想は全身で温もりを感じていた。

「久しぶりっ!」
「水原さんっ!?」

叫んだ想の目の前には、見ているだけで涙が溢れそうになる。最高の笑顔が輝いていた。

「ど、どうしたんですか水原さんっ!?どうしてここに!?」
「いやー、引っ越し先色々リサーチしてたらさぁ、
図書館からこの界隈にかけて数学好きで味方に付けたら便利な
三十路過ぎの謎のNEETがいるって言うからね、まさかとは思ったんだけどねー」



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