過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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燈可奈弁X
◆WxhrC2Qhtw
[saga]
2012/08/12(日) 00:20:16.45 ID:J/BelBu70
>>24
そんな仕事が片付くと、工場の面々と連れ立って近くの食堂に。
小さなコップのビールを定食で傾ける。
話が合う事はむしろ少ない方だが、嫌いではない時間だった。
只、彼自身の希望を言えば、出来れば今の時期はアルコールは避けたい所だった。
同僚と別れた想は、足取りがしゃんとしている事を確認しながら自宅アパートに向かう。
その、自分の住むアパート二階の階段に差し掛かった辺りで、想の眉が動いた。
可奈の部屋から出て来る二人組、典型的な刑事だ。
「すいません」
果たして、その二人組は階段ですれ違った後に、
想が自宅ドアに手を掛けたのを見て声を掛けてきた。
「はい」
「警察の者です。ここの住人の方ですか?」
草薙俊平と内海薫、想は開かれた警察手帖を素早く記憶する。
「そうですけど」
「古い写真なのですが、この近辺でこの人物を見かけませんでしたか?」
想は、草薙が差し出した写真に視線を送り、少し考える仕草をする。
「富樫慎二さん、ですか?」
「ご存じなんですか?」
内海の声がやや高くなる。
「お隣の水原さんの元夫で最近殺された人ですよね」
「ええ、その通りです。富樫さんと何か面識は?」
再び、草薙が質問を主導する。
「いえ、直接の面識はありません。
富樫さんの事が新聞に載った時に水原さんから相談を受けたんです」
「相談。どの様な?」
「新聞に載った日の朝に電話が掛かって来まして、
新聞に出てる富樫慎二がかつての自分の夫で、ろくでもないDV男だったけど、
もちろん自分は殺していない。もしかしたら警察が来るかも知れない。そんな話を。
それで、少し不安そうでしたから、お互いに仕事がはけてからお茶を」
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