過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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32:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/08/13(月) 00:09:13.16 ID:epxDVnkP0
>>31
劇場版の容疑者X
なぞってる感じですかね、今の所は。

それでは、今回の投下、入ります。

>>30

 ×     ×

かくして、栗林助手の不機嫌な視線を浴びながら、
草薙と内海は湯川の研究室でコーヒーを振る舞われる。
草薙と内海は、どうした訳か一見超常現象とでも言うべき事件に関わる機会が度々あり、
その現象解明に協力してきたのが草薙の大学時代の同期でもある湯川学。
今の所、水原可奈を犯人と断定でもしない限り、事件は湯川の守備範囲とは言えないが、
頭の回転の速い湯川との雑談はそれなりに状況整理に役に立つ。

「ラーメン屋とカラオケボックスは裏が取れてる。店員が二人の事を覚えていた」
「すると、問題は映画館か。その美人が」

草薙の言葉に、湯川が続いた。

「どうして美人にこだわるんですか?」
「大事な事だ」

内海の疑問に、湯川は強調した。

「美人なんだろ?」
「溌剌とした美人だ」
「その、溌剌とした美人が映画を見ていたと言う証拠は?」
「それが、あったんです」

内海が、映画の半券がパンフレットから出て来た経緯を説明する。

「じゃあ、やっぱり犯人じゃないんだ。
それに、一度入って出たかも知れないしゴミ箱から半券を拾ったのかも知れない」

只でさえ色々と逼迫している理系の教室で、
実習開始時刻が刻々と迫る中での無駄話に、栗林の我慢の限界も刻々と迫りつつあるらしい。


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