過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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50:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/08/16(木) 04:16:58.64 ID:ZXszWIz70
>>49

 ×     ×

「お疲れー」
「お疲れ様です」

タイムカードを押した想が、工場の廊下で夜勤組と挨拶を交わす。
ここからでも聞こえるぐらいだ、すれ違う面々の様子からも外の雨は結構なものらしい。

「あ、燈馬さん」
「はい」

夜勤の工員の一人に想が呼び止められた。

「なんか、外で女の人があなたの事を待ってますよ」
「女の人?」
「ええ、燈馬さんと同じぐらいの歳の、えらい美人」
「それ、弁当屋のおばちゃんじゃなくて?」

想と顔なじみの工員が口を挟む。

「いや、別の人。なんて言うかもっとパリッとした格好のえらい目力のある」
「おいおいマジかよ」
「なんだー、天才さんが二股か?」

ザワ、ザワ、と廊下の空気がざわめき、MOGERO念波が満ちる中、想は首を傾げて出口に向かう。
確かに、工場の門前には傘を差したえらい美人が待ち構えていた。
常人であれば射すくめられるその眼差しを前にして、
想は、ふと彼女と再会した日の事を想いだしていた。

今回はここまでです。続きは折を見て。


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