22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/08/11(土) 04:29:12.03 ID:T8SVpnRDo
「では、続きを」
「ああ。伊織たちの訪問からちょうど1週間後、
律子から電話があったんだ。」
「彼女は何と?」
「辞めた理由を教えてくれ、と。
あと伊織は感情の振れ幅が大きくなって、
やよいはやたら仕事とそれでもらえるギャラに執着するようになったとも言っていた。
あずささんもどこか上の空だということも」
「それだけショックだったのでしょうね。
高槻やよいがお金に執着するようになったのも
きっとお金があれば貴方の病気がよくなる、とでも思ったのでしょう」
「だな。それで結局、事務所に皆集めてその理由を話すことになったんだ。
あの時、一番奥で二回目の俺の話を聞いていた社長の顔は死んだ今でも鮮明に思い出せる」
「想像に、難くないことです」
「俺の話を聞いたみんなの反応は様々だった。
呆然と立ち尽くす子や、その場で泣き崩れた子もいた。
真には『なんでそんなに冷静なんですか』って怒られたよ」
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