過去ログ - 【咲】京太郎「夏休みだ！」みんな『――――またね！』【安価】
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181: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/14(火) 20:12:16.64 ID:VN/QMxKn0

　健夜「――あ、そういえば、少しだけ二人きりにして貰ってもいいかな？　京太郎君と」

　
　靖子「？　はぁ……」


　まこ「……構いませんけど、時間には気を付けてくださいね？」


　恒子「つ、遂にすこやんが高校生に手を出した！？」


　健夜「違うよ！　トシさんに関して、ちょっとだけ話したい事があったから、その事だって！」


　恒子「えー、そんな事言ってー。……まあいっか。確かに、積もる話もありそうだし、弄るのは勘弁するとしよう。あ、後京太郎君、電話番号教えて」


　京太郎「え？」


　恒子「実際、こんなイケメンと知り合う機会なんて、アナウンサーでもなかなか無いからねー。将来性もあるし」


　京太郎「―――えっと、ありがとうございます」


　少しだけ赤面してしまう。こうして面と向かって褒められた事は、あまり無かったような気がする。

　中学時代は――そんな、意識してなかったし、できなかったしなぁ。

　それに、こういう風評はコマよりも簡単にクルクル回るものだし。
　

　恒子「じゃあ、ごゆっくりー」


　交換も終わり騒がしかった人が抜けて、二人きりになる室内。

　……気まずさというより、どこか気を張るような必然性を感じて―――


　京太郎「―――手加減してたんですね」


　京太郎「十年間、ずっと」


　健夜「―――うん」


　想定していた言葉に、深く嘆息した。

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