過去ログ - 【咲】京太郎「夏休みだ!」みんな『――――またね!』【安価】
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180: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/14(火) 20:11:45.11 ID:VN/QMxKn0

 ―――充実した時間だった。

 藤田プロも非能力者としては屈指の実力者であり、染谷先輩も既知の打ち手ならば模倣可能。一人たりとも、決して油断のできる相手では無い。

 ……そして、小鍛冶健夜は正しく別格であった。

 相手の狙いを外し察知する技術、場の流れを読み切る経験、そして有効牌の悉くを引き得る桁違いの豪運。

 ……結局、彼女をトップから降ろす事はできなかった。


 京太郎「……ふぅ」


 靖子「さすがです小鍛冶プロ……非能力者として、素直に尊敬します」


 まこ「いままで類を見ない程圧倒的な牌譜でした。色々と学ばせていただきました」


 京太郎「……本当に上手かったです」


 健夜「いえ……靖子ちゃんも成長したし、まこちゃんも熟達した打ち回しでした。――きょ、京太郎君も、全国クラスの雀士でした」


 少し照れたような、他の別の感情が籠ったような表情で笑う健夜さん。


 恒子「いやー、京太郎君ってホントに素人だったの? 実況で見たのと比べても、遜色なかったよ? いや、元チャンプとかは除くけど」


 京太郎「まあ、皆さんに扱いてもらったおかげですよ。……おっと」


 帽子を落としたので拾う。若干ではあるが違和感は残っており、本調子ではないが感じる力は増している。

 ……やはり、想いというのは間接的にでも伝わるものなのかもしれない。


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