過去ログ - 滝壺「とうま・・・好き・・・」
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34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)[sage saga]
2012/10/02(火) 21:05:09.04 ID:WejQHfOso


「んむむむ! んむむむ!」

 必死に身体を捩り、脚をばたつかせ、彼の手から逃れようとする滝壺。

 懸命に声をあげ、形にならない言葉で恋人の名前を呼び、助けを求めようとする。

「無駄だぜ? 浜面もフレメアも朝まで起きてこないからな」

 だがそれを嘲笑うように、これまでの付き合いの中で、一度も聞いたことがないコクハクな声で彼が告げた。

「お前も今まで全然気がつかなかっただろ? 腕をしばって、口に噛ませたってのによ」

 ジャージ上着の裾を、人差し指が内側から、親指が外側から摘む。

 中指と薬指と小指は、その背で彼女の肌の感触を味わうように添えられたまま。

 四本のゴツゴツとした指が、汗でしっとりと吸い付くような肌を上に滑っていく。

「っ!」

 ギクリッ! と滝壺は身体を震わせた。

 指が上に滑ると共に、ジャージが捲りあげられていく。

 ゆっくりと、ゆっくりと。

 ゆっくりと。

 蛍光灯の下で顕になる肌の面積が増える。

「んーっ! んーっ!」

 彼が覆いかぶさる姿勢であったならば、自由な脚で抵抗もできただろう。

 しかし身体の右側に居られたのでは、それも不可能だ。右膝や左脚で蹴ることは出来るが、拘束された状況からまともな打撃になるわけがない。

 そうしているうちに、裾はついに胸の下部に到達した。

「――っ!」

 裾を摘む彼の指が僅かに膨らみに触れ、滝壺は今まででもっとも大きく身を震わせる。

 それを見た彼が唇を歪めて笑みを浮かべた。

 いっそ、清々しさする感じさせる、酷薄な笑みを。

「じゃあ始めようか」

 彼の右手が。ジャージから離れ。

「んんんんんっ!」

 ブラジャーと、彼女の膨らみとの間に滑り込んだ。


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