過去ログ - 紬「わがままマジック」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]
2012/08/16(木) 07:51:18.12 ID:DeNa+wh1o


紬「……『今から裸で私の部屋を掃除してきなさい』」


ギリギリのライン…じゃないかな?
いくら私の前とはいえ裸で掃除なんて普通なら抵抗あるはず。そして私の部屋に限った行動内容なら他の人の目にも触れない。
……菫の肌は綺麗だから眺め甲斐がある、って下心もあったことは否定しないけど、長年連れ添った菫は妹のようなものだから一生一緒に居たいとは思えどそこまで邪すぎる感情はない。本当ですよ?

菫「………」

紬「………」ゴクリ

……ちゃんと目を見て言った。物理的に不可能な内容でもないから、魔法が本物ならちゃんとかかるはず。かからなかったら赤っ恥だけど、ギリギリおふざけの範疇にできるはず。

どう…なの? 魔法は本物なの? それとも…?

きっと、私達の沈黙は一瞬だったはず。
それでも、よく聞く陳腐な表現になっちゃうけど、私にはその一瞬のはずの沈黙がとてもとても長い時間に思えた。

そして。


菫「……うん、任せて、お姉ちゃん」ヌギヌギ

紬「ちょっ、ここで脱いじゃダメぇぇぇ! 忘れて! 『忘れて』!!」

『説明書』に書かれていた解除方法。魔法にかかっている相手に、「忘れて」とか「忘れろ」とか、そういう言葉を向けること。
そうすることで、魔法にかかっていた人はその間の出来事を全て忘れ、元に戻る。そう書いてあった。

菫「………」

紬「忘れなさい!」

菫「………ふぇ?」パチクリ

紬「ほっ……」




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