過去ログ - さやか「あたしは、一緒にいるから」
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1: ◆H5.fwl4dxg[saga]
2012/08/18(土) 01:29:11.67 ID:wShPANMO0
通い慣れた、病院の一室。
今日もそのドアの前に立つと、あたしは深く深呼吸をひとつだけする。
ここに来ると、決まってそうだ。
こうして深呼吸をして、自身を落ち着かせて。
そして、ひとしきり気持ちを落ちつけた後、ノックをする。
「はい、どうぞ」
ドアの向こうから聞こえて来る、これまた聞き慣れた声。
いつもと同じであることに多少の安堵を覚えたあたしは、ゆっくりとそのドアを開ける。
さやか「やっほ、恭介」
恭介「うん、いらっしゃい、さやか」
ベッドの上に座ってあたしを迎え入れてくれる彼は、あたしの幼馴染だ。
さやか「どう、調子は?」
恭介「あはは、いつも通りだよ」
椅子に腰かけながら、もう何度目になるかもわからない問答をする。
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