119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/02(日) 00:37:10.85 ID:MICl8cUDO
フラフラと、よろめくように自分の部屋のドアの前に着いた頃には、もう数十分はかかっていた。
どうしてしまったのだろうか。
どうやってここまでたどり着いたのかはマミには分からなかった。
しかし、もう考えるような体力も気力もなく、ほぼ機械的に鍵を開きドアノブをひねった。
声もなく玄関に上がり、リビングに入る。
すると、かすかな寝息が聞こえてきた。
マミ「・・・クロ。」
なぜかテーブルの上に、身体を横たえている黒猫を見やると、やっと少し気持ちが落ち着いた。
そっと頭を撫でていると、もう一つテーブルに乗っているものがある。
マミ「お煎餅?」
そう言えば以前、お煎餅がないとごねていたことがあった。
マミ「自分で買ったのかしら?」
でも、もしそうなら、どうやって?
一つの疑問と、無数の謎。
魔法少女と黒猫の長い夜が終わった。
第二話 終
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