235:(たまに付く)「。」は気にするな![saga]
2012/09/10(月) 13:05:08.16 ID:arWueCtDO
マミ「その・・・、ごめんなさい」
マミが申し訳なさそうな顔でこちらを見てくるので、ため息をついて呆れたような顔でクロはマミを見る。
クロ「オイラは好きにやっただけだ。暴れてーから暴れた。お前にゃ関係ねーよ」
ちぎれた右手を左肩にからいながらクロは言った。
その言葉にマミは、そうね、と目を伏せ
マミ「えぇ!私一切気にしないわ!クロが勝手にやったことだもの!」
と、なかなかにいい笑顔で言ったものだから、クロはマミの頭に持っていた腕を投げつけた。
クロ「調子にのるな。」
マミ「ご、ごめんなさい〜。」
まどかは思った。
マミは、少し子供っぽくなっている。
幼稚なイタズラや、生意気な言動、まどかが彼女に見ていた大人らしさは見るかげもない。
しかし、まどかと二人っきりの間は、そんな様子を彼女は見せることはないのだ。
こんなマミを見れるのは、クロがいるときだけである。
まどか(普段は真面目だけど、親戚のお兄ちゃんが来たときは妙にはしゃいでいる長女みたいな感じかな。)
そんなまどかの推測はいざ知らず。
マミは、頭をさすりながらクロに腕を渡している。
クロは猫であり、猫の成長速度は人間とは違う。
もしかしたら、クロは自分たちよりもずっと年上の、大人な男の人なのかもしれない。
それなら、こんなじゃれつく年下を時に邪険にあつかいつつも、からかいながら相手してやる彼の態度にも納得がいく、とまどかは考える。
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