29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/08/20(月) 02:42:40.92 ID:ywPrGTLDO
まどか「さやか、ちゃん・・・。大丈夫?」
少しずつ息を整えながら、まどかは転校生に襲われた際に機転を利かせて自分を、いや自分達を助けてくれたさやかに感謝した。
さやか「ふぅ・・・、私より、その白ネコの方を心配してやりなよ。」
その言葉に、ハッとして腕の中を覗きこんでみると、その生き物は苦しそうではあるものの、少し落ち着いているのか大人しくまどかの腕の中にしっかりと抱き締められている。
さやか「しっかし、みょうちくりんな動物だなぁ。」
さやかの言葉通り、まどかはこの動物を見たこともなかった。
真っ白な身体に、長い耳、さっき見た時は真っ赤な瞳をしていた。
今は傷だらけだが、手当てをして身体もふいてあげれば随分と可愛らしい容姿になることだろう。
しかし、恐らくこの動物は可愛いだけではない。
助けを求める声は、直接自分の頭に響いた。
あれは、よく言うテレパシーというものではないか。もしかしたら、自分は、とてつもない神秘に触れようとしているのかもしれない。
さやか「な、何これ!?」
と、さやかの引きつったような声で今度は、腕の中から弾けるように顔を上げた。
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