過去ログ - クロ「魔法少女?」
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309:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/20(木) 13:24:10.25 ID:br626PzDO
一騒動の後は、母も落ち着きを取り戻し、少し顔を赤らめながら食事の席についた。
まどかも、いつも強気な母親の姿を見たのは初めてだ。
中々見ない母の新鮮な表情と、まだ見ぬ父の底知れなさを垣間見た気持ちになる。


知久「そういえば、クロ達は起きたのかい?」


皆が席についた食事の途中で、知久はまどかに聞いた。その言葉に、まだスクランブルエッグを口に含んでいた彼女は頷いて変事をして、少し急いで口の中のものを片付ける。


まどか「うん、私の部屋でまだ寝てるよ」


その言葉に反応したのか、口の周りに食べかすを付けたタツヤがニャンコ?とはしゃぐ。
そんな幼い彼をハイハイとまどかは宥めた。


詢子「クロって・・・、昨日来た新参だろ?」


まどか「うん」


詢子は、いやぁとしみじみと腕を組ながらひとりごちる。


詢子「アイツには助かってるよ。アイツが来てからチビ助どものイタズラがピタリと止まったから・・・」


そう、実はクロがこの家に来る前は、かぐらとほむらの二匹のイタズラ、というか、暴走が酷いものだった。
はしゃぐかぐらを抑えようと走り回るほむらによって、家具が倒れたり、夜になるとほむらが哀しそうな夜鳴きをしながら歩きまわるため、わざわざ知久がその度に起きて相手をしてやったりと、中々手強いものだったのだ。


詢子「今まで、なんどか猫達の世話はしてきたけど、あれは大変だと覚悟をしていたよ。でも、できた猫が来てくれたもんだね」


今まで何度か、という言葉が指すように、この鹿目家では、野良猫の世話をしている、らしい。
らしい、というのも、ここまで本格的な話になっていたということを、まどかは昨日までまったく知らなかったのだ。


父は、猫からマザーと奉られている。
母は、そんな父の行動を受け入れ、また手伝いもしている。


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