312:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/20(木) 20:34:44.54 ID:br626PzDO
クロ「離せって……、お前が昨日の晩に一人で眠れないっつったろーが」
ほむら「い、いってねーよバカァ。」
そう、確かにほむらは『クロには』言っていない。
彼がそう言ったのは
かぐら「ボクに言ったんだよね!」
ほむら「でぇーー!」
クロの腹の上で、ピョコンと耳を動かしながら顔を起こしたかぐらに、ほむらは驚きを隠せなかった。
朝から元気な二匹に、うんざりしながらもクロはしっかりとその手を離さない。
かぐら「前まではボクと一緒じゃないと寝れなかったんだよー」
ほむら「こらっ、余計なことを言うなよ」
まるで学校の先生に生徒が友達の悪行をわざとらしく言い付けるように、かぐらはニヤニヤしながらクロに言う、すると、ほむらは嫌そうな顔をして口止めにかかった。
しかし、未だにクロはその拘束を解かない。
それは、こんな風に、一ヶ所に固まって眠ることは何年ぶりかのことだったので懐かしくなってしまい、少しばかり手放し難いという理由からだった。
しかし、そうも言っておられず、そろそろ本格的にほむらが嫌そうにもがきだしたので、腕を離す。
ほむら「うわっ」
かぐら「おぉ」
クロがグッと身体を起こすとズルズルと滑るように二匹はクロの胸の上から落ちていった。
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