311:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/20(木) 20:08:47.96 ID:br626PzDO
────まどかの部屋
クロ「スゥ」
かぐら「クゥ」
ほむら「うーん」
まどかの部屋の真ん中に、固めるように敷かれた座布団とタオルの塊、その上に三匹の猫達が重なりあって眠っていた。
一番大きなクロが、かぐらとほむらを身体の上に寝かせ、更に片手で巻き付けるように抱き締めて寝ている。
しかし、かぐらはそれでグッスリと眠っていたが、もう一匹、ほむらはなにやら眉をひそめて寝心地が悪そうに唸っていた。
なんとか、身体を捻ってそこから抜け出そうとするも、強い力で抱き締められているためまったく上手くいかない。
ほむら「あつい……………。おい、あんた、起きろ」
クロ「う、うーん」
動かせる範囲で、クロの身体を揺すってみるも、軽い反応を示すだけで、起きるまではいかない。
イライラもたまってきて、ガリガリとクロの身体に歯をたてても、妙に硬くてこちらの歯がおかしくなりそうだった。
クロ「ん?んー、朝か」
と、その努力が実ったのかどうかは分からないが、クロが重たい瞼をこじ開け、早朝特有の荒い声を発した。
ほむらは一瞬だけ、怯むもすぐに持ちなおし、クロの胸の中からくってかかった。
ほむら「いい加減に離せ、この野郎!」
朝っぱらからの元気な声にあからさまにクロは顔をしかめた。
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