324:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/21(金) 23:07:34.64 ID:Hz03Z9xDO
クロ「あぁ?なら、今ここで……捨ててこうか!?」
クソ生意気な顔でのたまうほむらに、息も絶え絶えになりながら、クロがそう毒づくと、案の定ほむらはクロに弱々しく食って掛かる。
ほむら「い、今捨ててみろぉ!ば、化けて出てやっかんなぁ!?」
ガタガタ震えが更に強くなったのを、背中に感じながら力を込めた。
目的の窓までもう少し────そして
クロ「んじゃ、化けてでんのはもう少し待ってろ………よっと!」
そこに手がかかった。
────見滝原総合病院・マミ病室
今日も今日とて、彼女は暇であった。
することもなく、やることもなく。
人との関わりも訪ねてくる友人を抜かせば、病室に来る看護師と挨拶を交わすぐらいのもので、そして、相変わらず、学校のクラスメイトが来る事はなかった。
今、一体授業はどこまで進んだのだろうか?
今度のテストの範囲は、もう決まったのだろうか?
そんな簡単な事が分からない。
今まで、億劫がってしてこなかったこと、魔法少女としての自分のことばかりかまけて、避けて、考えないようにしてきたこと。
魔法少女だからなんなのか?
いざ、自分がこうなってしまえば、特別なこともなにもない、ただベッドに横たわるだけの少女だ。
彼女は、やっと理解した。
自分が、普通の少女だったのだと。
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