327:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/09/21(金) 23:54:11.10 ID:Hz03Z9xDO
マミ「あー」
結果論から言うと、かぐらとほむらにマミは嫌われた。
力一杯、手加減なしで彼らを扱ってしまったのだ、あのかぐらでさえ、マミを警戒してクロの背中に隠れてしまっている。
そのため、クロはマミのベッドに腰掛けることができず、病室の床に二本足で立っている状態だ。
ほむらはグロッキーになって今は、誰からも距離をとったままである。
クロ「お前な……、せっかくオイラが気晴らしにと思って連れてきたのによ」
嫌われてどうすると、呆れたよう言葉を吐かれ、マミは返す言葉もなかった。
マミ「だって、子猫なんて見るのは久しぶりだったんだもの」
クロ「久しぶりぃ?どんな生活してりゃ………って、まぁ、そんな生活してりゃそうもなるか」
唇を尖らせるマミに、ダルそうに耳をかくクロ、しかし、病室に流れる空気はシンと静かになる。
クロ「で、どうだ身体は」
マミ「まぁまぁ、よ。もう少しで退院できるわ」
へぇ、と呟くクロだったが、最初一週間の入院と言われてから、もう一週間は経った。
これ以上期間が増える必要はないはずだ。
それでも、マミが退院するのはもう少し後になるかもしれない。
医者の許しがでても、彼女がどうにか頼みこんで延長させるかもしれない。
予想だったが、なんとなく自信はあった。
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