333:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/22(土) 21:54:52.30 ID:37000uvDO
かぐら「らしくないって、あのお姉ちゃんのこと?」
かぐらの疑問に、クロは答えず。
さぁな、とはぐらかしてしまう。
気になる態度を取ったかと思えば、簡単に身を翻してしまう、いかにも猫らしい反応だったが、期待したような答えを得られず、かぐらはむくれる。
かぐら「お兄ちゃんのいけずぅ」
ブーブーとブーイングを飛ばす、かぐらを一瞥し、クロは堪忍したようにため息をついた。
クロ「らしくねーってのは、オイラの方だ」
かぐら「へ?」
その言葉の意味をかぐらが考えあぐねていた時
ほむら「!?」
隣にいたほむらが、目を剥いて背後を見やった。
「君らしさ、か。とても興味深いね。それは──」
声は突然聞こえたはずだった。
しかし、ほむらの感じた気配と、聞こえてきたその声にはタイムラグがあった。
────声を聞いて気配を感じた、というより、さっきまで感じていた気配が突然言葉を発したような。
ほむら「な、なんだよ!お前!?」
その希薄な存在から感じる、言い知れぬ不気味さに、ほむらは声を荒げる。
「ボク?ボクはキュウべえだよ」
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