386:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/27(木) 00:54:47.15 ID:Utc8c4XDO
誰もが満足そうな顔をしていたが、一人だけ、さやかだけが、何か思い詰めた顔をしていた。
そして、あたかもタイミングを見計らっていたかのように彼が動き出した。
QB「流石だったよクロ。やっぱりボクもまだまだだね。君もしっかりと魔女を退治できるんだ」
元の世界に戻って来た時に、さやかの腕から離れたのだろう。
キュウべえが尻尾を揺らしながらクロに近づいてきた。
暁美「黙りなさい。今なら半殺しで許してあげるから」
ほむらの言葉を無視して、キュウべえはクロの目の前に立った。
そして、なんの感情の籠もらない瞳でクロの顔を覗きこんだ。
QB「ところで、あの時の魔女が見せてきた映像……あれは君の記憶だね」
相手が何を考えているのかは、分からないが、クロにとって、一々誤魔化すような事ではなかった。
クロ「あぁ」
QB「へぇ」
一瞬の溜め、そして
突き付けるように、彼は言った。
QB「君は人を殺したことがあるんだね」
さやかの肩がピクリと揺れた。
クロ「あぁ」
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