397:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/09/28(金) 15:02:24.83 ID:MbpXGHsDO
いつの世も、どこの世も、ロボットや機械の身体というものは少年達の心をくすぐるコンテンツらしい。
だが、クロにはあまり理解できない、生身の身体の方がずっといいと思うからだ。
やはり、なんやかんやで平凡が一番なのだ。
恭介「じゃあ、どうして病院にいるんですか?ここに何かあるんですか?」
クロ「たいしたこたねーよ」
興奮して恭介は車椅子から身を乗り出すが、バランスが悪く、落ちてしまいそうだ。
しかし、あまり気にもならないようで、クロの答えを今か今かと待っている。
クロ「……病院に来る用事なんて一つだけだろ?」
恭介は、緊張したのかゴクリと唾を飲み込んだ。
クロ「見舞いだ」
へ?というような顔をしている恭介に思わず呆れる。
病院に表れるサイボーグの全てがボディガードをしたり、患者を救いに来たりする訳ではない。
クロ「なんだ、期待外れみてーな顔しやがって。腹立つな」
ガン!ガン!と車椅子のタイヤをクロは何度も蹴った。
恭介「うわっ!?ちょ、ごめんなさい、ごめんなさい!」
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