399:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/28(金) 20:02:32.46 ID:MbpXGHsDO
相手が人であれば、恐怖を感じたかもしれないが、車椅子を蹴っているのが猫の姿をしているため、威圧感もそれほどないことも影響したかもしれない。
クロ「あー、退屈ってのは嫌なもんだな」
ひとしきり蹴った後で飽きたのだろう、足を下ろすと、クロは退屈そうに空を仰いだ。
そして、頃合いを見て恭介は話し掛けた。
恭介「ところで、お見舞いって、友達か誰かがここにいるんですか?」
クロ「おうよ」
友達、という言葉を聞いて、昨日の事を思い出した。
あの日、廃工場での出来事により、事は、こじれにこじれてしまっていた。
その日の事に、クロは思いを巡らせた。
──── 一日前 廃工場
さやかに絶叫を真っ正直からぶつけられたクロは、それでも動じることはなく、逆に、激情に燃えるさやかの瞳を、睨み返していた。
クロ「オイラは、ヒーローになった覚えはねーさ。そうだって言ったこともないぜ?」
言って聴かせるように、クロはさやかに自分の考えを伝えた。
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