491:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/10/05(金) 13:16:52.26 ID:n86DsGnDO
もしも、知り合いにこの事を突っ込まれたらなんと言って誤魔化そうか、チビ達の暇潰しか自分にとっての暇潰しか。
なんにしても、今になって『かつての』兄貴分の真似事でもしてみくなっただけなのかもしれない。
じゃあ、今は兄貴分ではないのかと聞かれれば少しニュアンスが違う。
自分が、もはや弟分ではないのだ。
かぐら『ほむら、ハシの使い方教えてもらえるんだって、やったね!』
ほむら『ふ、ふん、まぁ興味はないけど、やる価値はありそうだね』
無邪気に語らう二匹を、クロはじっと見つめる。
ほんの好奇心だ。
自分から進んで何かを教えるという事がどういうものなのかを少し知りたい、それだけ。
もし、それ以外に理由があるとするなら、この小さな黒猫と虎猫に、いつかの黒猫と虎猫を思い出した。 みたいな事なのかもしれない。
クロ「なんつってな」
あくまでも、仮定の話としてだが。
いつの間にか、皿に入っていた魚はなくなっている。
クロ「ごちそうさん」
知久の方を向かい、小さな声で言うと、彼はこちらに目をやり、ウインクをしてきた。
どうやら聞いていたらしい。
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