498:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/10/05(金) 21:24:06.89 ID:n86DsGnDO
まどか「ううん、そんな事しないよ」
きっぱりと断られる。
彼にしては珍しく言ってしまった言葉に後悔を覚えた。
まどか「そんなの嘘だから、私クロちゃんの事が大好きだよ。そんな事は言わない」
クロは、まどかに背中を向けたまま、その言葉を聞いていた。
まどか「それに、さやかちゃんは友達なんだ。友達には嘘はつけない。だから明日ちゃんと話すの、クロちゃんの事も私の気持ちも」
背中で聞いていても、彼女の強い気持ちが感じられた。
いつの間に、これほどまでに強情になってしまったのか。
まどか「たぶん、クロちゃんの影響かな?」
クロ「地の文を読むな。……ふぁ、とっとと寝るぞ」
大きく欠伸をしたクロは、ゴロンとその場で横になってしまった。
シーツも座布団もない床の真上にである。
まどか「クロちゃん。そこじゃなくてさ、私のベッドで寝てもいいんだよ」
クロ「やなこった、チンチクリン」
「チンチク……」と、絶句するまどかを無視して、クロは目を閉じた。
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