519:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/10/07(日) 20:41:23.67 ID:UsWududDO
黙りこくったクロは今度は魚に箸を伸ばした。
なるほど、よく焼かれているし良いものを選んでいるからだろうか身が柔らかい。
口にほおりこんで噛みしめると味が舌に染みる。
クロ「ちょっと待てよ、本当にうまいぞこれ」
驚きながら箸を動かしていると、リビングに近付いてくる二匹分の音と臭いがある。
かぐら『あぁ、お兄ちゃんだぁ。おはよー』
ほむら『うーん』
眠たそうにフラフラと歩いている二匹は舌がもたつくような喋り方になっている。
クロ「むしろどうやって起きたんだよ」
かぐら『うー、鳥さんが、鳥さんがぁ』
ほむら『酷かったんだ』
あぁ、あれかとクロも納得する。
確かにあれは、言葉にする事すらはばかられるほど酷い話だった、二度と語られることもないし伏線にもならない程だ。
あれを聞けば流石の彼らも目を覚ますだろう。
クロ「お前ら飯くえ。出かけんぞ」
目を細めて眠たげに唸っている二匹のうち、ほむらが不機嫌になる。
ほむら『出かけるって、まさか病院じゃないよな』
クロ「正解」
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