523:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/10/07(日) 23:47:06.28 ID:UsWududDO
さやか「そんな理由はなかったら?ただ単に殺したかったから、殺したんじゃなくて?」
まどか「そんなつまらない事はクロちゃんはしない。絶対にしないっ!!」
きっぱりと言い放つ彼女にさやかは面食らったのか黙っている。
ここ数日をクロと共に暮らしていたまどかだからこそ断言できることだった。
さやか「そうだね、あんたが言うならそうなんだろうさ」
まどか「さやかちゃん…」
やっと、少しだけ気持ちが通じたのかと思い彼女に歩み寄ろうとした時だった。
まどかは気付いた、さやかが達観し、疲れたような顔をしていることに。
まどか「さやか、ちゃん?」
さやか「分かってたんだ。本当はただ理由が欲しかっただけで、なんでも良かったんだ」
どうしたのだろうか、次の瞬間には笑い出してしまいそうでありながら、泣き出しそうな空気を纏って彼女はブツブツと呟いている。
さやか「悪いヤツがいれば、もっと楽に心が決まると思ったんだ。そうすれば、正義の味方になることなんて恐くないって……」
まどかは、さやかの考えている事が分かってしまった。
そして、どうすればいいのかも分からなかった。
さやか「まどか、私は……私は魔法少女になりたい」
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