過去ログ - クロ「魔法少女?」
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55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/08/22(水) 23:47:10.83 ID:zWJQ0XIDO
まどか「え?それってどういう・・・。」


キュウべえの言葉の意味も、その発言の意図も分からなかったまどかは更に質問を続けようとしたが、その前に彼の限界が来てしまった。


クロ「・・・お前なぁ、もう、いいんじゃねぇのか?」


大いに不機嫌そうに、ドスの効いた声が部屋に響いた。


マミ「そういえば、どうしてクロはあなたの膝の上にいるの?」


今まではそう気にならなかったことだが、クロはそうそう馴れ合いをよしとする性格ではないことくらいは、マミにも分かってきたが、ここに来てこれはどういう風の吹き回しなのか。


まどか「え、えっと。やっぱりさっきのが恐かったらしくて、身体の震えが止まらなかった時に、傍にいてくれたから・・・つい。」


つい、でまどかは、ぬいぐるみを強く抱き締めるように、抱き寄せようとする。その気配を感じ取ったクロは、無理矢理身体をまどかの腕からひっこねくと、ジロリとねめつける。


クロ「もう、いいだろうが。ベタベタされんのは大嫌いなんだ。」


もう、いいというのは、まどかの震えが治まった事を指していることは、クロ本人でさえも分からないことだろうが、まどかは、敏感だった。


まどか「やっぱり・・・。やっぱり優しいんだね、クロちゃんは。」


クロ「ハァ?」


悪魔、破壊のプリンス、災厄などと散々呼ばれたクロではあるが、そのような好意を正面からぶつけられたことは、とある電気スタンドを除いて皆無であったため。


その言葉は、かつての記憶まで、何故か呼び起こした。


『疫病神め!!』


『お前のせいだ!お前なんかがいたから。』


まどか「クロちゃん?」


恐る恐るというようなまどかの言葉で、クロは我に返った。


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