54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/08/22(水) 23:26:26.76 ID:zWJQ0XIDO
さやか「なんでもっていうと、満完全席だとか、早く人間になりたいだとか、そんなんでも!?」
興奮した様子で、一緒に席に着いているキュウべえに確認するも、まどかの膝にいるクロはからかうようにニヤニヤ笑う。
クロ「おいそこの腹ペコ妖怪人間。」
さやか「だ、誰が妖怪人間だよ!」
クロ「お前、そんなしょーもない願いで、あんな所に好きこのんで行くつもりか?」
歯に衣着せない遠慮のない言い様にさやかはどうにか反発しようとするもそこをマミに諫められた。
マミ「いいえ、クロの言うことも分かるわ。」
願いが叶う、と言うことは、ただそれだけではない。一度願いが叶ってしまえば、そこから始まるのは明日をも知らぬ戦い。
人知れず、人のために、自らを省みずに、されど、必ず生きなければならない。
マミ「そんな覚悟が必要になるわよ?」
先の柔和な雰囲気から、突然厳しい態度を見せるマミにさやかはグッと黙り込む。
まどか「キュウべえ、願いって本当になんでも?」
強ばった空気をほぐそうと、まどかはキュウべえに尋ねた。
小さな動物は、小さな目をクリクリと輝かせながらまどかの質問に答える。
QB「うん、何でも。命をかけて叶えたい願いがなら。」
その言葉に考えこんでしまったまどかと、先程から神妙な顔をしているさやか。しかし胸の中に往来している想いを二人は語らない。キュウべえは続ける。
QB「もちろん強制はしない。これはとても難しい話だと思うからね。でも、まどか覚えておいて。」
───君が望みさえすれば、君が望む以上のことができる素質があるんだよ?───
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