790:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/11/21(水) 17:12:42.27 ID:MCPUbT9DO
────見滝原総合病院前
だらだらと歩き続けて、どれ程時間がたっただろうか。
三匹はようやく目的地である病院の前に辿り着いた。猫の足で、しかもさほど急ぐ事なく歩いていたためか。
ここまで来るのに結構な時間がかかった気がする。
かぐら『流石に道を覚えたとは言え長かったねー』
クロ「へぇ、道覚えられたのか?」
少しばかり驚いたような顔をクロはしている。
子猫というものは基本的には道というものは覚えられないものである。
迷子になって親元から離れれば自らの死の確率だって上がってしまう。
だから、親も基本的には子に道を教えない。
道順を頭に入れる事は子猫には中々難しい事なのだが。
ほむら『あんだけ毎日引っ張り回されれば嫌でも覚えるよ』
はっきりとしたその物言いにクロは顔をしかめた。
ちっこいくせに嫌味を言ってくれるものである。
別に嫌なら家に残ってればいいものをホイホイついてくるのだから仕方ないではないか。
しかし、外出するたびに病院に向かっていた事も事実である。
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