889:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/05(水) 20:24:50.98 ID:yryF6udDO
まどか「え?」
ほむら「前はただの栄養ドリンクだったし、次こそはって期待しても現実はこんなものよね」
振り向いたその顔は哀しそうで、切なそうで、もしかしたら、もう少し離れていたら怒っているようにも見えたかもしれない。
『近くにいて良かった』と、なんとなくまどかはそう思った。
ほむら「こんにちは、鹿目さん。あなたも新作のジュースを見に来たの?」
まどか「こ、こんにちは、ほむらちゃん」
ほむら「あら、今日は暁美ちゃんじゃないのね」
まどか「も、もう、からかわないでよ」
何故だろう。
いつもなら少しからかい半分で接する事ができるのに、今日はうまくいかない。
分からない。
でも、それが、まどかにはたまらなく哀しい事に思えてならなかった。
ほむら「ここ最近はどう?巴マミと美樹さやか、そしてあなた自身は?」
その言葉に、まどかは頭を捻った。
どう伝えたらいいのか、よく分からないのだ。
ここ最近では、魔女が現れたと思わせるような挙動は誰も見せていないし、なんらかの異変を訴える者もいなかった。
そんな日常に与えるべき言葉をまどかは悩んだ。
悩んで、悩んで、どうしようもなくなって、彼女は『その』言葉を選んだ。
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