892:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/05(水) 22:12:44.90 ID:yryF6udDO
さやか「うーん」
さやかは考え込んでしまった。
少し前の騒動を思うと、恐ろしい気もする沈黙である。
もし、さやかがほむらを敵として認識した場合、自分はまたさやかと違う決断を取らなければならない。
それは、まどかには、たまらなく辛い事だった。
まどか「……さやかちゃん?」
心が不安に染まりきる前だった。
さやかが一言、大きな声で宣言した。
さやか「よし決めた!───まだ何も決めない!」
まどか「……へ?」
いつもの彼女からは想像できない、というより意図がよく分からない決断を彼女は、やけにキッパリとした口調で告げた。
白か、黒か。
まさに竹を割ったようなという言葉をそのまま女の子の形にしたような少女から出てきたとは思えない言葉である。
まどか「それって、どういう事?」
その心は如何に、と聞いてみたまどかに対して、少し照れくさそうにさやかは口を開いた。
さやか「……なんていうかさ、私が思う転校生とまどかが知ってる転校生は全然違うでしょ?」
まどか「うん……まぁ」
さやか「じゃあ、まだ転校生がどんな奴かは分からないんだろ?そんな状態であいつは良い奴だー、とか悪い奴だーとか騒いだって、そんなの馬鹿みたいでしょ……なんて、思っちゃったり」
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